少女探偵島都 2018年

2009年くらいから母親が書いていたシリーズ設定をもったいないので2018年より本格的にわいが引き継いでみました。大体1記事でアニメ1話分くらいの長さだと思ってください。コナンや金田一みたいな高校生探偵ミステリーを想定しています。

駅前書店の難事件FILE2


3

・青木大和(25):店長
・小坂兵太郎(27):アルバイト店員
・山坂桜(21):アルバイト店員
・市倉一(17)
黒野藤吾(25):ニート
・高山回(45):作家
・沖鮎子(30):主婦

「君!」
店長の青木がやってきて千尋の腕を掴んだ。
「君、ちゃんと会計しないで店を出たよね!」
店長に手を掴まれて千尋は呆気にとられた。
「ちょっと待て」
勝馬が店長の腕を掴み上げる。
「お前の目は節穴か。さっき会計してたじゃないか」
「でもセンサーが鳴ってるんだよ」
青木大地店長が千尋のバッグを取り上げる。
「万引き犯は巧妙化しているからな。一部だけ会計して高い本を万引きしている可能性もある」
「そんな、千尋ちゃんはそんなことしないよ」
都は大声で言った。
「本当にそうか?」
店長の後ろでアルバイトの小坂兵太郎がヒニヒニ笑った。
「僕聞いちゃったもんね。君たちが万引きスポットと監視カメラの位置を確認しているのを」
小坂は意地悪く厭らしく瑠奈を見た。瑠奈は口を押えてショックを受ける。
「お前ら協力して万引きしたんだろ。うちの商品を」
「なんだと!」
勝馬が殴り掛からんばかりに小坂に詰め寄るのを結城は手で制した。
勝馬! やめろ!」
結城は改めて青木店長を見た。
「つまりあんたらの主張だと、このバッグの中に」
結城は千尋のバッグを指さした。
「店の商品がなければ、俺たちは無罪ってわけだ。いいぜ。白黒はっきりさせようじゃないか。薮原…いいか」
「うん」
千尋は頷いた。
「そういう事だから手を離せや!」
結城にがなり立てられ、青木は薮原から手を離した。
「事務所にもっていって私が調べる」
青木はそう言ってバッグを持って事務所に歩いて行った。小坂兵太郎が腕組をして千尋を監視する。
「このセンサーは完璧だからな」
小坂はへへへと笑った。
「新しいタイプのものに最近変わったんだ。今までは何かの拍子に間違うことはあったが、この機械は例えアルミホイルに包んだとしても電子タグに反応するんだ。つまり間違いはないって事だぜ」
「大丈夫なの」
瑠奈が結城に言う。
「大丈夫だろ」結城は楽観視していた。
「一応薮原のバッグの中をさっきチェックしたんだ。あのシルクハットの男が何か盗んでないか調べるためにな。バッグの中を薮原はかなりごそごそしていた。万引きで時々ある誰かが見知らぬ本を入れたとしたら、その時に気が付いているさ」
「うん」
都は頷いた。
「だから大丈夫だよ、千尋ちゃん! すぐあの店長泣きながら謝るって」
「あの店長謝るタイプかな」
千尋はため息をついた。
「その時は名誉棄損で訴えてやる。不法監禁でも訴えたいが…」
結城はじろっと小坂を見た。
「それを避けるためにバッグだけ事務所に持って行ったな」
その時事務所の扉から店内に青木店長が戻ってきた。手には白い本を持っている。
「薮原さんって言ったっけ…君のバッグから…この本が出て来たぞ!」
千尋の顔が真っ青になった。
「うそ、嘘でしょ!」
「嘘なものか…。君のバッグからこの本が出てきたんだよ!」
青木は大声で『日本印刷記』の本を千尋に見せる。
「さぁ、手にとってよく見ろ。これ君が盗んだものだろう」
千尋は本を手に取って「こんな気持ち悪い本万引きなんかしないよ!」と怒った。都はそれをじっと見た。
「それが言い訳か」
突然シルクハットの男が帽子を脱いだ。
「君は私を痴漢扱いして自分は私の本を万引きしたわけか」
帽子を脱いだその顔はそのハゲで傲慢そうな顔から、結城は真っ先に千尋が万引きした事にされている高山回だとわかった。
「さぁ、こっちを見ろ。私を陥れた顔をTwitterで拡散してやる」
「やめろ」
結城が高山のスマホの前に立ちふさがる。
「この万引き犯が…学校と住所をと名前を教えろ。親御さんと学校に連絡してやる」
「ちょっと待って」
都は言った。
千尋ちゃんがこのバッグにこの白い本を入れた瞬間の監視カメラとかを見たいんだけど」
都は青木店長を見上げる。
「誰かが千尋ちゃんのバッグにこの本を勝手に入れたのかも知れないし」
「君らの誰かが共謀して彼女のバッグに入れたのかもしれないだろう」
「じゃぁ、それを含めてカメラでチェックすればいいよ!」
都は決然と青木店長に言った。
 事務所の監視カメラのモニターで、都と結城と瑠奈はカメラをチェックした。監視カメラは4か所あり、そのすべてがモニターに映し出されている。まず問題の『日本印刷記』のコーナーに千尋たちが近づいたのは入店後数分のみ。それ以降は探検部のメンバーは誰もコーナーには近づいてはいない。だが千尋がいた場所は監視カメラの死角になっていて、彼女が盗っているかどうかわからなかった。
 問題の画面はすぐ後にあった。高山回が書店コーナーから問題の本を一冊持って行って千尋に近づいて行ったのだ。だがすぐに結城に気が付かれ、彼は本を手にして千尋から離れた。どう見てもバッグには入れていない。
 ほかにあのコーナーに近づいたのは黒メガネの男だけ。こいつはかなり汚い事を本にしていた。
「本当に気持ち悪い」
アルバイト店員の山坂桜は肩を震わせた。
「こいつ黒野藤吾って名乗っていたんですけど、いつもラムネみたいに精神安定剤飲んでるんです」
桜は黒メガネの青年黒野がラムネみたいなものをポリポリしている動画を見てため息をついた。しかし黒メガネの青年は本自体を持ち出さず、汚れた本も山坂桜に持っていかれた。
「どうやら、君以外に君のバッグに本を入れられる人間はいなかったようだね」
青木はパイプ椅子に座らされている千尋を見た。
「そ、そんな」
千尋の顔に恐怖が広がっていた。顔は真っ青になって膝がガクガクしていた。
「私万引きなんてやってない。それがどれだけお店の経営圧迫するか同人誌作っているからわかるもん」
「素直に認めるんだったら、許してやってもいいぜ」
青木は千尋に畳みかけた。千尋の涙目が見開かれる。
「店で少し働いてもらおう。そうやって物を盗むのがどういうことなのか勉強して帰るんだ。認めないというのなら君ら全員が共犯だと学校に通報して」
(そうなったら、探検部は…)
千尋は全員を見回した。しかし探検部部長高野瑠奈は決然と言った。
「いいえ。千尋はやっていません!」
青木はイラっとした表情で瑠奈を見たが、瑠奈は動じなかった。
「警察でも何でも呼んでください」
「瑠奈…」
千尋が声を震わせる。
「そうですね。警察に調べてもらった方がいいですよ」
山坂桜が言った。
「徹底的に指紋を調べて、この子が犯人だと証明すべきです」
ゾッとするような冷たい声だった。
「大変です」
事務所に小坂が入ってきた。
「店であの男子生徒が‼」

 店の中で北谷勝馬が必死で土下座していた。
「なんで帰れないんだね」
高山回が腕組をして土下座する勝馬を見下ろした。
「もう少し待ってください。この事件で千尋さんは犯人じゃありません。今女子高校生探偵島都が全ての謎を明らかにしているんです。ですから!」
「くどいぞ!」
高山が勝馬を足蹴りにしようとすると、店のドアが開いて警察官と鑑識が1人ずつ、そして長川朋美警部がその場にいた。
「この足をどうするか次第ではあなたを暴行罪でしょっ引きますよ」
長川は凛とした表情で警告した。
勝馬君やめて」
都は勝馬を抱き起した。
「そんなことしなくても、私は千尋ちゃんを助けるから」
「なんで警部が…」
結城が呆気にとられた表情で長川を見た。
「本庁の人間が出る幕じゃないだろう」
「都のお母さんと飲みに行こうとしてこっちに来ていたんだ。そしたら都から電話があったんで警察署に拠ってからこっちに来た。頼みますよ」
「はい」
婦人警官と鑑識は敬礼して事務所に歩いていく。地方の所轄にとって本庁捜査一課の警部は雲の上の人なのだ。
「私は彼らの捜査に介入しないよ。知人の捜査に私が警部権限で介入したとあれば一大事だ」
「大丈夫だよ」
都はにっこり笑った。
「長川警部はあの盗まれた本を鑑識で調べてくれればいい」
「窃盗事件の初歩的操作だからな」
長川は店にいた、沖鮎子、黒メガネ、市倉一、高山回を順々と見回した。
「申し訳ありませんが事件当時店内にいたあなた達の指紋を取らせてもらいますよ」
「ええ、いいわ」
沖鮎子は笑った。
「なんだかこういう経験なかなかできないし」
「しかしどうするんだ」
結城は頭をポリポリした。
「この事件、薮原が最後にバッグの中身をチェックしてからあいつがセンサーに触れるまでの短い時間、あいつのバッグに本を入れられた奴はいないぞ」
「どれくらいがっつり見ていたんだ」
長川に言われて結城は「かなり奥の方までごそごそ見ていた」と答えた。
「今日体育で替えの下着持って行ったからだと思います」と瑠奈。
「なるほど、下着は持っていかれちゃいやだよね」
都が考え込んだ。
「あの小坂ってレジはどうでしょうかねぇ。」
勝馬が都に言ったが、結城は代わりに答えた。
「俺レジをずっと見ていたが、あいつが商品をバッグにねじ込むなんて仕草は見せなかった」
「じゃぁなんであのセンサーは鳴ったんだ」
勝馬は喚いた。その時彼はふと思い出して市倉一を見た。市倉はプランターにぽとりとくしゃくしゃになった何かを落とした。
市倉がその場を離れたので勝馬は結城をつんつんしてプランターに誘導してさりげなく落ちていたそれを手にして結城に見せた。
「あの市倉って野郎。多分これを本から抜き取ったんだと思う…俺はそれを見ていたんだぜ」
勝馬が鼻をこすると結城は広げた。
電子タグだな」
結城は言った。
「待てよ…本じゃなくて電子タグ千尋のバッグの中に入れて、その後で千尋のバッグに本本体を…って店長がバッグを持っていたし無理だな」
結城は考え込んだ。だが勝馬は市倉に既に壁ドンしていた。
「お前、電子タグ抜き取ったよなぁ。そしてそれをさっき捨てた…何のつもりだ‼」
ジャイアン並みに大柄な勝馬にすごまれ、市倉は怯えて壁を背に震えていた。
「馬鹿! 何やってるんだ!」
結城は喚いた。

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「君の見間違いだろう」
市倉は勝馬に冷や汗をかいて見上げた。
「じゃぁバッグの中身を見せてくれ! 何もないんなら見せても文句はないだろう」
「ふざけるな。君にそんな権限はないはずだ」
「おいおい」
長川警部が飛んできて勝馬を引き離した。
「どうした」
「こいつ何か隠しているんですよ」
勝馬は市倉を指さした。長川は勝馬を見てから結城を見た。
「警部。こいつが何かを隠しているのは間違いない」
結城は言った。
「ざっとでいい。見せてくれるかな」
長川に言われて、市倉はリュックサックを開けた。中には日の丸だの偉い教祖の本がいっぱいあった。
「そういえばお前そういう奴だったな」
結城は挑戦的な目で見てくる市倉に言った。その鞄を瑠奈がしげしげと覗き込んだ。
「でもこれ千尋も持ってたよ」
瑠奈が声を上げた。
「え?」
訝し気な結城に、瑠奈は「この前駅前で『愛国大日本統一教会』とかっていう宗教の人が本と日の丸グッズを配ってて、千尋面白がってバッグに入れていた」と話した。
「あいつ変な収集癖があるからな」
結城は頭をポリポリ掻いた。

千尋が警官に事情聴取を受けている事務所を見ながら、店の中で瑠奈はつぶやく。店員もレジに戻っているが、なぜか事件関係者は誰も帰ろうとしない。
「どうしよう」
瑠奈はピンクのペンをカチカチメモ帳を見た。
「怪しい人はいるんだけどね」
「ああ…タグを盗んで何かしようとしていた市倉一…万引きされた本を持って千尋に近づいた高山回…」
結城は言った。
「そして万引きされた本に何かしていた黒野か」
結城はふと都を見た。都は考えていた。
「何かわかったか」
結城が聞く。都はふと目をぱちくりさせて
「大体わかってるよ」
と答えた。瑠奈と勝馬が都に身を乗り出す。
「本当か?」
「うん、誰が千尋ちゃんのバッグにあの本をねじ込んだのか、そしてあの捨てられたタグの意味も高山さんが千尋ちゃんに近づいた理由も大体ね」
「本当か!」
結城は都を見た。
「そのためにちょっといろんな人からお話を聞きたいんだよ」
都は長川警部に事情聴取されている容疑者の客を見つめた。

「山坂桜さん…ですね」
事務所で長川警部は山坂桜という店員に話を聞いた。横に島都も立っている。
「あなたは高校生たちが店に入った時、基本的に本の整理をしていましたね」
「はい、汚れている本とかを回収しに行っていました」
「あなたは客が汚した本を事務所にもっていってその後店に戻ってきましたよね」
「はい。汚れている本を事務所において、それからすぐに仕事場に戻りました。でも一度も高校生のみんなとは接触していません」
「あのー」
都は挙手をした。
「そのばっちい本は今どこにありますか?」
都が聞くと桜は
「さぁ、どこかに消えました。その本を私が千尋さんのバッグに入れたとでも言いたいのですか? でも私にはチャンスなんてなかったはずです」
と声を荒げた。
「わかっています」
長川が宥めた。
「そんなに疑うんなら、あの本を調べてみればどうでしょうか。黒野さんの指紋とかが出るかどうか鑑識で調べているんでしょう!」
「ええ、勿論」
長川は言った。
「指紋が出れば皆さんに提供していただいたものとすぐに照合できると思います」
「はいはいはい、もう一つ質問」
「なんですか」
桜はうんざりした様に言った。
「どうして、あなたはTwitterに裸の画像をあげちゃったんですか」
都が聞いた。
「みんながRTしてくれるかなって思ったんです」
桜はため息をついて思い出したくもないように言った。
「今思えば愚かでした。そのせいでお店に何百万と損害だしちゃいましたし退学処分にもなりましたし。公然わいせつでは不起訴になりましたけど、民事で会社から500万円の支払いを命じられ、今ここで無償労働して働いています。あと2年はかかりますよ」
桜はため息をついた。
「桜さん、見たくもないかもしれないけど」
都は桜にそのTwitterの画像を見せた。ニュースで不適切映像を伝えるものなので、裸と顔がぼかしてある。
「桜さんがこれをTwitterに投稿したのは、去年の12月だよね…でも、この写真、雑誌とかの表紙見てみると常夏ビーチがどうのって書いてある…つまり夏に撮影したんだよね。なんで撮影してから投稿するまで半年たっているのかな」
「知らないわよ。その時のノリでやっちゃったんだから」
山坂は叫んだ。「仕事に戻っていいかしら」
「どうぞ」
都は冷静に言った。

「うふふふ、僕ちゃんは桜ちゃんが大好きなんだよ」
さもや嬉しそうに長川と都の前で愛を語る黒野
「だから自分の体液で本を汚したのか…器物損壊だぞ」
長川はジト目でこのハッピー野郎を睨みつける。
「これは僕の桜ちゃんへの愛情表現」
黒メガネはそう言いながら事務所のテーブルに薬を瓶からばらまいた。
「青い薬と白い薬を飲むんだ」
「シャブじゃねえだろうな」
長川は錠剤を見た。
「ただの精神安定剤だよ!」
黒メガネは薬を取り上げた。
「私はラムネだと思った」
都は目をぱちくりさせた。
「ねぇ、黒野さん。山坂さんとはどこで出会ったの?」
「この前駅前で見かけて以来一目ぼれしちゃったのよ。ふふふふん。でも彼女は僕に話しかけてもくれない。きっと僕の事が好きだからツンデレ放置プレイなんだよ」
黒野の笑顔は完全にイっちゃっていた。

「どんなことでも質問して。お友達を助けるために協力するから」
専業主婦の沖鮎子はニコニコ笑って言った。
「この本屋には時々来るんですか?」
都は聞いた。
「ええ、時々パートの帰りにね。ただいよいよここも危ないって話は聞くから、そうなったらJUSCOに行かないといけないわね」
「危ないの?」と都。
「私は企業診断士の勉強をしてるのよ」
沖はにこっと笑った。
「この店は客の割りに従業員が極端に少ないし、ほとんどあの山坂さんの過重労働で回している感があったから相当ヤバいわ。私はあの子にもし大変な状況だったら相談に乗るって言っていたんだけど、彼女は全然大丈夫ですって笑うだけ」
沖はため息をついた。
「あんなバカッターな写真を撮影しちゃったけど、あの子は良い子よ。この店はあの事件がある前から客足は少なかったし」
と沖は言った。

「高山は聴取を拒否している」
長川警部は都に言った。
「大丈夫…事件の真実も千尋ちゃんを救う方法も大体わかったから」
都の言葉に闘志が宿った。事務所の隅に体育すわりをしていた千尋が顔を上げる。
「わかったの?」
瑠奈が立ち上がってこっちを見る。
「誰が千尋さんに万引きの罪を…」
勝馬が立ち上がると、都は目をぱちくりさせて宣言した。
「それはもうとっくの昔にわかってたよ!」
「!」
結城が立ち上がる。
「お、お前…」
「でもこの事件で千尋ちゃんの無実を確定させる絶対的な証拠が見つからなかった。でも全部見つけた」
その時長川の携帯が鳴った。
「どうした…。うん…うん。なんだって! うん、わかった」
長川は電話を切ると茫然とした表情で都を見た。
「都…これはどういうことだ」
「長川警部を呼んで良かったよ!」
都がにっこり笑った。
「警部…みんなを集めて…この事件の万引きでっち上げ事件のトリックを暴きに行くんだから」
ぽわぽわした声に闘志をにじませて、都は長川に集められた7人の容疑者の前に歩き出した。
「みんな待たせてごめんね…。今やっとこの万引きでっち上げ事件の真実がわかりました。そして千尋ちゃんを陥れた…卑劣な犯人の正体もね!」
都は青木店長、小坂、山坂両店員、黒野、市倉、高山、沖といった客を見回した。


【挑戦状】
さあ全ての謎が提示された。薮原千尋に万引きの罪を着せた犯人は誰か!
・青木大和(25):店長
・小坂兵太郎(27):アルバイト店員
・山坂桜(21):アルバイト店員
・市倉一(17):高校生
黒野藤吾(25):ニート
・高山回(45):作家
・沖鮎子(30):主婦