白骨洞殺人事件❸
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【容疑者】
・井上弥子(28):村の女性。
・栗原三郎(47):村長
・作間智信(51):役場職員
・黒木勇(31):医師
・岩木成喜(49):農園社長
・佐藤守(28):農園幹部
・松本猛(29):農園幹部
・与野典子(19):役場職員
・本田鮎奈(21):役場職員
・不破一志(27):ルポライター
・坂本京(45):ハンター
・阿字伸介(36):ハンター
・大森回(39):ハンター
「な、何でこんなのがいるんだよ」
結城が目を見開いて震えていた。
「ううん」
都はライトを照らしながら死体を観察した。
「これは宇宙人でも爬虫類でもない。人間だよ」都は声を震わせた。
「多分、顔の部分の皮膚を頭蓋骨ギリギリまで生きたまま削って爬虫類みたいな容姿にしたんだよ。そして生態を切るかして爬虫類みたいな声を出させるようにした。多分その時のショックで、あの議会で見せられてから数日で死んだんだと思う」
都はじっと死体を見た。そして呟いた。「酷すぎる」
「何でこんなことを人間が人間に」結城はため息をついた。「やっぱりあの栗原がやらせたのか」
長川警部はライトで「栗原三郎」と書かれた血文字を照らし出す。
「多分そうだと思う」
都は言った。
「議会で栗原がこの人を爬虫類人間として紹介したんだよ。そして人間世界に爬虫類人間が入り込んでいて、その人たちが子供を誘拐しているっていう滅茶苦茶な話を真実だと思わせたんだよ。多分行方不明になっているカメラマン夫妻の人。その夫なんだと思う。話を聞くと行方不明になった大人の男の人は彼だけみたいだから。かわいそう…」
都は遺体に手を合わせた。
「私も一つ疑問があるんだが」
長川警部が結城の横から都を見る。
「もし私たちの村への来訪を察知してここに閉じ込められていた人たちを移動させたのなら、何でこいつはここに置いて行かれたんだ」
「そこなんだよ」
都は考え込んだ。
「こんなのよく調べれば人間を無理やり宇宙人みたくしたってすぐにわかる。この爬虫類人間は村人をQにするための重要なガジェットのはず。もしこれが放置されて警察に調べられでもしたらQが出鱈目だって事はすぐにわかっちゃう」
都は考え込んだ。
「とにかく不破さんに行方不明になったカメラマンの夫婦がどんな人なのか聞いてみよう」
都はスマホを取り出した。その時丁度着信があった。
「坂本さんだ」と-はげてる人-で登録されたアドレスの通話ボタンを押す都。
「坂本さん」と都。
-ちょっと来てくれないか。クリニックにいったんだが営業時間のはずなのに電気が消えていてな。しばらく待っても誰も来ないんだ。岩本もおそらくクリニックに歩いてやってこれる時間だしな。
坂本は雨の中、クリニック前の畑に雨合羽を着用して息をひそめながら言った。
長川の車は雨の中走り出した。
「警察はどれくらいで到着する?」
都は助手席で言った。
「もうあと30分で到着するはずだ。だがこの天気だ。ヘリの要請は断念したそうだ」
長川はハンドルを切った。
茨城県常陸太田市。国道349号線から村に通じる道をパトカーが車列を作って走っている。雨はさらに強くなってきた。
だがその県道のセンターラインのない道路をふさいでいる一台の車があった。
「な、なんだ」
鈴木刑事が車を視認する。白い雨合羽を着用した鈴木刑事は道路に停車している自動車に向かってパトカーを降りて2人の警察官と歩き出す。
「どうしたんだ。寝ているのか」
鈴木が助手席のドアをノックしてライトで車内を照らすと、そこに額にナイフが刺さって目を見開いた50代の男性の死体があり、鈴木は目を見開いた。
「鈴木刑事」
と警官が自動車が止まっているすぐ前に巨大な倉庫風の建築物が建っていた。その時だった。窓から明かりが見えて誰かがこちらを見ているのが見えた。その直後、勝手口が開いて2つの人影が雨に紛れるようにここから逃げ出そうとするのが見えた。
「待て」鈴木は脱兎のように走り出し、警官3人も後に続く。車に乗り込もうとする2人を開いたドア越しにタックルして倒れ込んだところを両手を後ろ手に捻り上げた。
「ぐあああああ」
「お前、あの車の死体と何か関係あるのか?」
と鈴木に言われ「し、死体? 知らない」と男は悲鳴をあげた。「何のことだ」
鈴木は応援の警察官に2人に手錠をかけさせ、財布から身元をチェックする。
「佐藤守と松本猛か」
鈴木刑事は後ろ手に手錠をかけられ、建物のガレージの屋根の下胡坐をかかせた2人の人相と免許証を見比べた。
「それにこれ」鈴木は面白そうに2人に名刺を突きつけた。
「岩木農園。俺たちが今から殺人事件の現場検証に向かおうとしているところだ」
「な、なんだよそれ」
と佐藤は声を震わせた。
「お前ん所の社長が殺されたんだよ」
鈴木刑事に言われ松本は驚愕した。「な、なんだって」
「それに、既に随分と不気味な死体も見つかっているよ。人間とは思えないな」
鈴木は松本の鼻をつまむ。
「あれも社長とお前らで作ったのか。生きている人間を刃物で傷つけて」
「知らない! 俺たちはレプなんてもの見た事もない」と佐藤は泡を食って喚く。
「ほぉ。レプね」と鈴木は秘密の暴露に気づいてぎょっとする佐藤をなぶるように凝視した。
「何…道中に死体だと」
長川はイヤホンマイクに向かって話す。
-はい。それで現場近くで2人の男を確保。名前は佐藤守と松本猛。寄りにもよって岩木農園の社員です。こいつら白状しましたよ。拷問した人間を家畜飼育施設の檻に監禁した事。そいつが死んだこと。西野や警備部の人間は先に行かせて今、死体があった車の前に建っている建物の倉庫のドアのカギを壊しているところです。
鈴木の声の背後でカッターが回転する音が聞こえる。
「わかった。何かわかったら連絡くれ」と長川。その直後また着信があった。
「こちら長川」
「警部…大変です」西野ゆかり刑事が雨の中スマホで長川に報告する。
「橋が爆破されて、村へは警察車両で到着できません」
西野の前で爆破されて崩落した橋の鉄骨が濁流に無残な姿をさらしている。
「クソッ」と長川はハンドルを叩いた。
「鈴木たちが乗っている本庁のパトカーが車の中で死んでいる男の死体を見つけた。鈴木たちが付近の不審な建物を調査中。それから橋が爆破されてこの村は絶賛孤立中という事だ。ああ、もうすぐ鈴木が死体の画像を私のスマホに送ってくるらしいからチェックしてくれるか」
長川はハンドルを動かしながら言う。
「本格的に岩本が動いてやがる」結城が雨脚が強くなった村の車窓を見つめた。その時長川のスマホが鳴り、都が手にとってその画像を見る。額をナイフでぶち抜かれた中年男の目を見開いた死体があった。
「ちょっと待て。これって役場の受付の」
結城が目を見開いた。「作間智信さんだよ」都は覚えていたネームプレートを言った。
「何であいつがこんなところで殺されているんだ」長川が結城に聞く。
「多分警察に倉庫を発見させるのが目的なんだと思う」
都は言った。
「やったのは岩本か」と結城。
「私たちが役場でこの人に会ったのは今から3時間前。そして岩本君が勝馬君と洞窟の前で戦ったのは今から2時間前。ここから爆破された橋までは車で30分。犯行自体は可能だと思うけど」
都は「うーん」と考え込む。
「ただそうなった場合、あの農場で岩木社長を殺すことはやっぱり不可能なんだよね」
「なら共犯だ」結城は後部座席から身を乗り出した。
「岩本は別の人間と共謀して殺人を同時に発生させてアリバイを確保したんだ」
「何のために」都は結城を見た。
「警備上の理由とかそういうので別の人間に殺人を強要した事はあったけど、岩本君はもうすでに大量殺人者として知られているんだよ。殺人のアリバイ作りの為に殺人とか、アリバイトリックとかやる意味がないよね」
都は考え込んだ。
「農場の事件は偶然岩本とは無関係に発生した事件だとか。つまり社長の事件だけは別に犯人がいるとか」
と長川は都に運転しながら問いかける。「ほら、岩木社長と作間、殺され方は違うだろ」
「その可能性もあると思うけど」都はじっと考え込んだ。
雨が降る中。黒木のクリニックの前にやって来た長川の車。そのガレージの屋根の下で坂本京は銃を」片手に待っていた。長川と都、結城は急いでクリニックの玄関先の屋根に入り込む。
「おかしいだろう」坂本は長川に呼び掛けた。長川は状況を確認すると、銃の床部分でドアのガラスを破って鍵を腕を差し込んで開け、そしてライト片手に中に入った。
長川はライト片手に診療室を照らすと、ベッドの上にあおむけになった黒木勇医師が宇宙人解剖フイルムみたいな形相で口を開け、腹の部分を斧でぐちゃぐちゃにされ、斧が突き刺さった状態で死んでいた。
「く、黒木まで」
長川警部は声を震わせた。
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「この斧は岩木社長のものと同じだな」結城は赤いデザインの斧を死体の臓物の中に確認する。
「くそ、こっちにも死体が」
長川は声を震わせた。
「こいつは黒木の父親だよ」とライトに照らされた肉塊を見ながら、坂本京が指摘する。長川はベッドの上の黒木の死体の顎の硬直状況を確認する。
「死後4,50分ってところだ」
長川はライトを片手にした都と結城を見つめる。
「ちょっと待てよ。となると岩木社長とほぼ同時に殺されたって事か」
と結城。
「ああ、凶器などから見て同一人物あるいは共犯関係にある人間の可能性が高いだろう。ちょっとこれは岩本の出現に前後して偶発的に起こった別の第三者の事件とは考えられないぞ」
と長川は都を振り返る。都は頷く。
「どういうことだ」と坂本。
「凶器が同じ、殺し方も同じ、それが車で20分の場所でほぼ同時に発生。そんな事が岩本絶賛出現中に偶発的に発生する可能性を考えろって事ですよ」
と結城が坂本に答えた。
都はじっと考え込んだ。
「でもこれが岩本君の犯行だとしたら、岩本君は岩木社長、黒木医師の殺害、そして洞窟での勝馬君とのバトルを同時に行った。しかもそれぞれ車で20分離れた場所でって事になるよね。そして岩本君にはそんなアリバイ工作をする意味が全くない」
都はじっと考え込んだ。
「それに被害者とか村人の行動も変なんだよね。あのレプテリアンにされた死体が外に連れていかれずにこの施設に置き去りにされた理由。そしてレプテリアンを目撃したり、奴隷にされた人の存在を告発しようとした後だけではなくて、奴隷に優しくしようとしたり村のあり方に疑問を持っていたり、赤ちゃんだったりした人が次々と消えた理由。何かある気がするんだよね」
都は黒木の死体を前にしてじっと考える。
「坂本さん。あんたは1時間近くこのクリニックの前で監視していたんだろう。何か変わった事はなかったですか」
と長川が坂本を見る。
「そういえば、20分くらい前かな」と坂本が思い出すように顎に手をやる。
「白いワンピースの女がクリニックの前にじっと10分経っていたよ。雨の中。傘も差さないで」
「それって井上弥子って女じゃないか」
と長川警部が声を上げた。坂本は「ああ、そういうなんか風変わりな女がいるとは聞いていたなぁ。作間辺りから」と応じた。
「そういえば、その井上さん」都はふと思い出しながら結城君を見た。
「あんな土砂降りの中で傘を差さないで歩いていたんだよね」都は目をぱちくりさせた。
「何で、私たち3人とも車に乗せてあげなかったんだろう」
都が顔を上げると長川は「あ、いや…別にばっちいシートだしずぶぬれで乗っても気にはしない主義なんだが…」としどろもどろになる。結城は「なんでなんだろうな。別に雨の中にいても平気なようなって言うか…なんか目に入っても存在しないような」と腕を組んで考え込んだ。
「そ、それな」長川は「事件の事3人とも考えすぎててスルーしちまったんだよ。そんな事もあるさ」と結城の背中をバンバンした。都はその会話に何か気づいたようにどんぐり眼できょとんとする。
「とにかくよぉ。黒木が殺されたとすると、次は栗原村長あたりが危ないんじゃないか」
結城は声を上げた。長川は「私もそう思って役場には警告メールを出してはいるんだが」とため息をついた。「さっきから応答がないんだ」
長川はため息をついた。
「役場に行くか」
結城は都と長川を見た。都も長川警部も頷いた。
洞窟の観音扉の前。雨が強くなっている。阿字と大森が銃片手に用心する中、千尋は雨を見上げていた。
「凄く降って来たね」
瑠奈は千尋に言った。
「もし…」千尋は呟くように言った。
「もし村長とかが村の秘密を知ったって理由で、典子先輩を殺していたとしたら、私岩本に村長とかを殺して欲しい」
瑠奈は千尋を見た。
「駄目だよね。都も結城君も長川警部も、岩本の犠牲を少なくするために、典子先輩を探すために頑張っているのに…そんな事を言っちゃ」
千尋は自嘲した。だが瑠奈は首を振った。
「ううん」瑠奈は優しく笑う。「きっと都も、同じ事を思っている」
-南阿武隈村村議会
その議事堂の電気がついている。都、結城、長川、坂本はその広い空間に立っていた。
都は議場の階段をゆっくりと降りていく。そして赤いじゅうたんの階段の村長席に立った。その席にはあの悪趣味なスーツで一発で分かる栗原三郎村長が座っていた。ただし村長には首がなかった。
「遅かったか」
と結城はため息をついた。
「いや、死亡推定時刻は3時間以上は経っている。岩木社長や黒木医師よりも2時間は早いぜ」
と長川は死体の硬直具合や血痕をチェックした。
「だがあまり当てにはしない方がいいだろう。こいつが実は栗原村長ではない可能性があるからな」
と長川は言った。
「役場は電気が全部消えているのに、議会のドアは開けっ放し。電気もつけっぱなしだ。まるで死体を見つけてくださいと言っているようなものだ。それに首がなくなってやがる。つまり別の人間の死体にこの目立つスーツを着せて、私らをミスリードしようって魂胆かもしれない」
だが都は考え込んでいた。
「私たちがそう考えることぐらい、岩本君もわかっているはずだよ」都は死体をじっと見つめた。
「もし岩本君が栗原村長を何日も前に殺して、入れ替わっていたとしても、こんな首のない死体を私たちに見せたりしたら、却って栗原村長に岩本君が変装していた事を私たちに疑われちゃう。それにあのレプテリアンにされた死体」
「栗原村長を血文字で告発していたな」と結城は言った。
「って事はこの栗原は本物か」
長川が聞くと、都は「そう私に思わせるためのミスリードかもしれない」と都。
「だってあのレプの人が栗原村長を告発しようとしていたとしても、その村長が岩本君にすり替わっていない証明にはならないし」
そういう都の表情は深刻そのものだった。
「何か訳があるんだよ。この首のない村長っぽい死体は、私をミスリードするためのガジェットなんだよ」
都は訝し気に死体を見つめる。
「岩本君は何の意味もなくこんな首のない死体を私たちに見つけさせるわけがない」
長川は苦笑して都の頭に手をやった。
「都。あんまり考え込むなよ」
「そうだぞ、都」結城は首のない死体をじっと見つめた。
「こうやってじっと見れば見るほど催眠術みたいにハマっていくのかもしれない。勝馬みたいな馬鹿とかの方が、却ってヒントを見つけるんじゃないか」
「勝馬君にこの死体を見せるのか」長川警部はため息をついた。
「卒倒しそうだぞ」
「俺はあんたらの方が怖いよ」坂本京は言う。
「首のない死体の前でよく平気だな」坂本はため息をつく。
都はそんなやり取りを見ながら、ふっと目を見開いた。
そんな都たちを議事堂から見つめる存在がいた。それは井上弥子だった。長い髪に隠された目は白黒反転し、口には歯がなくて「ケケケケ」と笑っていた。ふと結城が出入口の方を振り返るも、そこには人影の姿はなかった。
「とにかく、今重要な事は、奴がこれから殺人を続けるつもりがあるのか。もしそうなら誰を殺そうとしているかって事だ」
と長川は言った。
「典子さんの行方も全く分からないままだしな」
と結城。この2人の会話を都はじっと見つめていた。その目が見開かれていく。そしてその表情が青ざめた。
「そんな…まさか」都は声を震わせた。「まさか、岩本君は…」
「ど、どうしたんだ都」結城は都を見つめた。
「結城君…全部わかった」島都は戦慄した表情で声を震わせた。
「み、都」
長川警部は都を見た。都は物凄く深刻な表情で長川警部を見上げた。
「岩本君がこの村であと誰を殺そうとしているのか、そして洞窟の前に現れて、その同じ時間に岩木社長と黒木医師を殺害した方法も、そしてあの農場にレプテリアンの死体がそのまま放置されていた理由も、そして今この議事堂で栗原村長っぽい人が首を切られた状態で議事堂に置かれた理由。そして岩本君が殺人を犯す前に、典子さんや本田さん、八重子さん、その他の人々が次々消えていった理由も…全てわかった。そして岩本君が誰に成り代わっていたのかもね」
「な」
「ちょっと待て」長川警部は都を見つめた。
「大丈夫か。この首のない死体は都の為のミスリードなんだろ。こいつを見た後でこんなに早く早急に結論を出して大丈夫なのか」
長川はしどろもどろになって心配そうに都を見つめる。
「大丈夫だよ」
都は断言した。「私の推理がこの首のない村長の死体によるミスリードではない理由もちゃんとあるから」
長川警部を真っすぐ、女子高生探偵島都は見た。
西野ゆかり刑事は大雨の中、破壊された橋の向こうをパトカーの前でじっと見ていた。
「西野刑事…あれ」
と警察官が橋の向こう側の道路を見つめた。大雨にも関わらず炎のようなものが3つ、4つと道路から壊れた橋があるこちらの方へ移動してくる。
「な、なんでしょうかあれは…。狐火…でしょうか」
警察官は西野の横で不可思議そうに声をあげていたが、西野刑事はその正体に気が付き、絶句した。
【挑戦状】
さぁ、ヒントは全て提示された。
岩本がこれから誰を殺そうとしているのか。
どのようにして離れた地点で同時多発的に殺人を犯したのか。
そして誰に変装していたのか。是非推理して見せてください。
・井上弥子(28):村の女性。
・栗原三郎(47):村長
・作間智信(51):役場職員
・黒木勇(31):医師
・岩木成喜(49):農園社長
・佐藤守(28):農園幹部
・松本猛(29):農園幹部
・与野典子(19):役場職員
・本田鮎奈(21):役場職員
・不破一志(27):ルポライター
・坂本京(45):ハンター
・阿字伸介(36):ハンター
・大森回(39):ハンター